【亜州ビジネス編集部】中国の国家衛生健康委員会は14日、新型コロナウイルスの新規感染者が13日に138人に達したと発表した。うち国内での感染者が124人、海外での感染者が14人。また、河北省で1人死者が出ている。中国で新型コロナ感染による死者が出たのは昨年4月以来、約9カ月ぶりだ。複数メディアが伝えた。

　国内での新規感染者は、河北省が81人、黒竜江省が43人。13日は新規の無症状感染者も78人確認され、うち75人が国内感染だった。現在治療中の感染者は885人（うち重症者が24人）。累計の感染者数は8万7844人、死者は4635人となった。

　河北省衛生健康委員会の発表では、13日の新規感染者81人のうち75人が省都・石家荘市の住民。感染者が多発している石家荘、ケイ台、廊坊の3市は都市封鎖が行われている。また、同省血液センターによると、同省では血小板不足が深刻化。血小板は全血と比べて保存期限が5日と短く、使用量が多いためという。

　黒竜江省衛生健康委員会の発表では、13日の新規感染者43人のうち38人が同省綏化市望奎県の住民。ほか省都のハルビン市でも2人が確認された。綏化市では中心部が封鎖され、路線バスも運休となっている。


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