【亜州ビジネス編集部】中国の自主ブランド勢が中・大型SUV市場に相次ぎ進出している。直近では長安汽車、東風嵐図（VOYAH）が新型車を披露した。外資合弁が支配してきたハイエンドSUV市場の取り込みを図る狙いという。中国新聞網が3日付で伝えた。

　長安汽車は先ごろ、価格15万3900〜18万4900人民元（約259万〜311万円）で中型SUV「UNI-K」の購入予約を受付開始している。サイズは全長4865mm、全幅1948mm、全高1690/1700mm。新世代2.0Tターボエンジン、スマート運転補助システムを搭載した。

　東風は電動化車両で中・大型SUVの「嵐図FREE」を今年第3四半期に納車する計画。すでに試験生産に着手した。高温（50度）、高原、低温（零下40度）の耐性テストを終えている。航続距離はNEDCモードで505km、860kmを用意した。販売価格は31万3600〜36万3600人民元とされる。

　中国汽車工業協会の統計によると、中国の新車市場では新型コロナウイルスの感染流行後、SUVがセダン車を上回って推移している。


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