ニュース 2021/04/20 19:00
中国:3月鉄道旅客225%増、1〜3月累計は42%増の5.4億人
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】2021年3月の鉄道旅客数は、中国全体で前年同月比225.2%増の概算2億4376万人に上る。20年が新型コロナウイルス感染で利用者が急減していただけに、2月に続いて前年同期比で3倍水準を超えた。1〜3月合計は41.9%増の5億4408万人に達し、1〜2月の2.6%減からプラス成長に転換したものの、19年1〜3月と比較すると30%超も下回っている。国家鉄路局が発表した。
3月の鉄道貨物輸送量は、10.5%増の3億9725万トンと10%を上回る伸びを達成している。2月は16.6%増となっていた。1〜3月の累計では、13.1%増の11億9117万トンに積み上がっている。
国家鉄路集団によれば、国家鉄道の今年1〜3月貨物輸送量は、12.0%増の9億2287万トンに伸びた。中国と欧州を結ぶ国際貨物輸送(「中欧班列」)の運行実績は3345本、コンテナ31万7000個を数える。前年同期比の増加率はそれぞれ70%、79%に上昇した。また、重慶など西部地区と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」は170%増の333本、183%増の1万8200個に急拡大している。
4月3〜5日にかけた清明節の連休期間は、全国鉄道旅客者数が4991万人に上った。1日当たり平均では1247万8000人と2020年より225.8%多く、19年同期の92.4%水準まで回復している。なかでも3日の旅客数は1463万6000人と最も多い。旅客列車の運行本数は、1日当たり平均で1万959本に拡大した。
一方、国家鉄路局によれば、1〜3月の鉄道固定資産投資実行額は29.3%増の1033億人民元(約1兆7100億円)に上る。20年1〜3月が21%減と停滞していたため、伸び率が高まった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
3月の鉄道貨物輸送量は、10.5%増の3億9725万トンと10%を上回る伸びを達成している。2月は16.6%増となっていた。1〜3月の累計では、13.1%増の11億9117万トンに積み上がっている。
国家鉄路集団によれば、国家鉄道の今年1〜3月貨物輸送量は、12.0%増の9億2287万トンに伸びた。中国と欧州を結ぶ国際貨物輸送(「中欧班列」)の運行実績は3345本、コンテナ31万7000個を数える。前年同期比の増加率はそれぞれ70%、79%に上昇した。また、重慶など西部地区と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」は170%増の333本、183%増の1万8200個に急拡大している。
4月3〜5日にかけた清明節の連休期間は、全国鉄道旅客者数が4991万人に上った。1日当たり平均では1247万8000人と2020年より225.8%多く、19年同期の92.4%水準まで回復している。なかでも3日の旅客数は1463万6000人と最も多い。旅客列車の運行本数は、1日当たり平均で1万959本に拡大した。
一方、国家鉄路局によれば、1〜3月の鉄道固定資産投資実行額は29.3%増の1033億人民元(約1兆7100億円)に上る。20年1〜3月が21%減と停滞していたため、伸び率が高まった。
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