中国の大手検索サイト、百度（バイドゥ：BIDU/NASDAQ）が自社ブランド電動車の生産を計画しているもようだ。吉利汽車HD（175/HK）、広州汽車集団（2238/HK）、第一汽車傘下の紅旗などと共同出資会社を設立する方向で予備的な交渉を進めている段階という。外電が15日、消息筋情報として伝えた。

　百度はここ数年、自動運転技術の開発に力を入れており、すでに北京市や長沙市（湖南省）で自動運転タクシーの走行実験を行っている。報道によると、新会社の支配権は百度が握る予定。各メーカーに製造権を付与する形での提携を計画しているという。

　この報道に関し、百度や吉利汽車はコメントを差し控えている。一方の広州汽車集団は、百度とは戦略提携関係にあり、一段の提携に向けて協議を進めていると回答した。

　百度は2015年12月に自動運転事業部を設置。17年に自動運転システム「アポロ」を発表した。国営自動車大手の中国第一汽車と共同で国際基準「レベル4」クラスの自動運転車を開発中。20年末をめどに量産に乗り出す計画だ。


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