【亜州ビジネス編集部】中国最大のSNS「微博（ウェイボ）」を運営する新浪微博（WB/NASDAQ）が早ければ2021年内にも、香港マーケットに重複上場するもようだ。香港での新規株式公開（IPO）に向け、アドバイザーと協議を進めている段階という。外電が18日、消息筋情報として伝えた。

　ただ、アドバイザーとの協議は初期段階で、IPOの規模やスケジュールなどの詳細は不確定。新浪微博はこの報道に対してコメントを控えている。

　米上場の中国企業ではこれまでに、阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）、京東集団（JDドットコム：9618/HK）、網易（ネットイース：9999/HK）などが香港重複上場を果たしており、今年もこうした流れが続くとみられている。これまでの報道によると、インターネット検索最大手の百度（バイドゥ：BIDU/NASDAQ）、動画共有サイトのビリビリ（BILI/NASDAQ）、旅行サイト大手の携程旅行網（トリップドットコム：TCOM/NASDAQ）、騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）傘下の騰訊音楽娯楽集団（テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ：TME/NYSE）などが年内にも、香港マーケットに重複上場する見込み。


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