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  ニュース     2020/11/16 19:00

中国:“在庫一掃セール”で誘引、ネット偽物販売が横行 無料記事

 「在庫一掃販売」などのセールストークでライブコマースなどを利用し、偽ブランド品の販売を繰り返していた詐欺グループが各地で摘発された。経済日報がこのほど伝えたところによると、2020年にインターネット上で偽ブランド品や品質劣悪な商品を販売し、摘発された案件は1400件を超える。
 上海市では、100万人規模のファンを持つインフルエンサーが、偽ブランドのかばんや服飾品、腕時計などをライブコマースで販売。容疑者40人以上を拘束し、被害総額は5000万人民元(約7億9500万円)あまりに達した。
 山東省でも、スマートフォン1000台超、被害総額2億人民元となった事件が摘発されている。このほか広東省では、偽造の腕時計製造販売拠点15カ所が特定された。6ブランド14種類の腕時計1万点以上が押収され、6億人民元を超える被害が発生している。
 公安当局によると、詐欺グループはネット上で、本物のブランド名を掲げ、販売促進のために低価格で放出すると説明。「在庫一掃セール」や「復刻」、「限定販売」などと表示し、消費者に利益があるように見せかけて注文を誘っていた。
 公安当局は現在も、各ブランドの権利企業と連携しながら、プラットフォームやアカウントなどをチェックし、捜査を進めている。


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