ニュース 2021/06/09 19:00
中国:リン酸鉄リチウム値上がり傾向、複数企業が生産計画
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】一段の需給ひっ迫を想定し、中国で複数のリン酸鉄リチウム(LFP)生産事業プロジェクトが始動する見込みだ。主要サプライヤーの深セン市徳方納米科技(300769/SZ)は、トン当たりLFP出荷価格を2月初めの4万1000人民元から6月8日の5万人民元まで22%引き上げている。動力電池メーカー向けの販売が伸びているためだ。経済参考報が9日付で伝えた。
酸化チタン生産の安徽安納達(002136/SZ)は7日、傘下子会社の銅陵納源材料科技有限公司を通じ、湖南裕能新能源電池材料有限公司と合弁企業を立ち上げると報告。年産能力5万トンのLFP生産ラインを整備すると発表した。酸化チタン生産時の副産物を利用することで生産コストの引き下げが可能という。
一方、同じく酸化チタンメーカーの中核華原タイ白(002145/SZ)もLFP生産に新規参入する。同社は5月24日、増資で70億9100万人民元を新たに調達し、年産能力50万トンのLFP生産工場を建設すると宣言。副産物の硫酸亜鉄を利用し、LFPを得る計画を打ち出した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
酸化チタン生産の安徽安納達(002136/SZ)は7日、傘下子会社の銅陵納源材料科技有限公司を通じ、湖南裕能新能源電池材料有限公司と合弁企業を立ち上げると報告。年産能力5万トンのLFP生産ラインを整備すると発表した。酸化チタン生産時の副産物を利用することで生産コストの引き下げが可能という。
一方、同じく酸化チタンメーカーの中核華原タイ白(002145/SZ)もLFP生産に新規参入する。同社は5月24日、増資で70億9100万人民元を新たに調達し、年産能力50万トンのLFP生産工場を建設すると宣言。副産物の硫酸亜鉄を利用し、LFPを得る計画を打ち出した。
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