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  ニュース     2020/12/21 19:00

中国:都市軌道鉄道が相次ぎ開通、成都は総延長558km 無料記事

 中国の各大都市圏で都市軌道鉄道の営業距離が延び続けている。深セン市では6本が新たに開通し、総延長が411キロメートル(km)に伸長した。陝西省西安市では地下鉄5・6・9号線が開通、4号線も年内開通の予定だ。山西省太原市では1本目が開通する運び。12月26日に開通式が行われる予定だ。四川省成都市では18日に5本が同時開通。総延長が一気に558kmにまで延びている。毎日経済新聞などが21日までに伝えた。
 成都市で開通した軌道交通5本は、6号線、8号線第1期、9号線第1期、17号線第1期、18号線三岔駅〜天府空港北駅。これら合計200km以上が路線網に追加された。
 中国の軌道鉄道は、2015年時点で合計26都市の総延長3618kmに過ぎなかったものの、19年末時点では41都市の総延長7141.55kmと2倍近くに延伸されている。新たに開通した区間は、16年が534.8km、17年が880km、18年が728.7km、19年が974.8kmで推移。20年は概算1000kmに達する見通しだ。
 今年1〜9月に新たに開通した距離は、深セン市が78.78km、杭州市が71.28km、長沙市が59.00km、成都市が55.95km、昆明市が50.66km、瀋陽市が27.21km、石家荘市が20.96km、天水市が12.93km、広州市が7.00km。これらの合計で405.35kmに上る。うち334.32km(82.5%)は地下鉄が採用された。
 全国都市の軌道鉄道は、19年末時点で上海市が800km超、北京市が700km超、広州市が500km、成都市が400km超など。これに南京市、武漢市、重慶市、深セン市、西安市、杭州市が続く。
 一方、年間の輸送旅客TOP10都市は、19年時点で北京市が延べ39億6000万人、上海市が38億8000万人、広州市が33億1000万人、深セン市が17億9000万人、成都市が14億人、武漢市が12億4000万人、南京市が11億5000万人、重慶市が10億4000万人、西安市が9億5000万人、杭州市が6億3000万人の順となった。


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