【亜州ビジネス編集部】2月の国内携帯電話出荷台数は、全国で前年同月比240.9％増の2175万9000台に達し、2カ月連続で拡大している。新型コロナウイルスが流行した2020年2月は56％落ち込んでいた。今年2月の新機種は28機種を数えている。工業和信息化部（工業情報化部）傘下シンクタンクの中国情報通信研究院（CAICT）が発表した。

　2月の5G端末国内出荷は1507万1000台に拡大し、20年2月（238万台）の6倍を超えている。2月の携帯電話国内出荷に占める割合は、1月の68.0％から2月の69.3％に拡大した。2月の5G新機種数は16機種で、新機種数の57.1％は5G端末で占められている。

　工業情報化部によると、2月末の携帯電話契約は15億9237万件で、20年12月から170万件減少した。ただ、携帯3社の5G端末接続数は2億6000万件に達し、12月から6130万件増加している。

　携帯各社が発表した2月末のユーザー数は、前月末比で中国移動(チャイナ・モバイル：941/HK)の369万件減少、中国聯通（チャイナ・ユニコム：762/HK）の2万件減少に対し、中国電信(チャイナ・テレコム：728/HK)は25万件増加した。5Gのユーザー数（パッケージカスタマー）は着実に増加している。前月末比では、中国移動が420万件、中国電信が620万件、聯通が659万件ずつ積み上がった。

　1〜2月の携帯電話総通話時間は、前年同期比12％増の3414億分と増加に転じている。20年1〜2月は18.6％の減少だった。19年1〜2月と対比すると21年1〜2月は8.8％の減少で、通話の利用は縮小傾向にある。



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