【亜州ビジネス編集部】工業情報化部の直属機関、中国信息通信研究院が9日発表した最新データによると、今年1月のスマートフォン国内出荷数は前年同月比94.3％増の3957万2000台に拡大した。プラス成長は9カ月ぶり。携帯電話機全体でも出荷数が92.8％増の4012万台に達し、拡大に転じた。
　また、第5世代（5G）サービス端末の出荷数は月次最多記録を更新。1月の出荷数は2727万8000台となり、前月の1820万台から49.9％増加した。ただ、携帯電話全体に占める比率は前月の68.4％から68.0％（↓0.4ポイント）にやや低下している。
　ブランド別では、国産ブランド携帯電話機の1月出荷数が84.1％増の3372万6000台（構成比84.1％）。また、1月は全体で新たに40モデルが発売され、その数は前年同月比で17.6％増加した。うち5G端末が23モデルを占める。
　新型コロナウイルスの流行を受け、中国のスマホ出荷数は20年に2ケタ減を強いられていた。20年通年では、携帯電話機出荷数が前年比20.8％減の3億800万台、うちスマホが20.4％減の2億9600万台。また、5G端末の年初からの累計出荷数は1億6300万台だった。


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