新型コロナウイルスの流行を受けたテレワークの導入拡大により、各業界でネットワークセキュリティに対する需要が高まっている。中でも「スレットインテリジェンス（脅威情報）」の需要が急速に拡大。特に金融、インターネット、スマート製造などの業界で必須の対策となっている。科技日報が21日付で伝えた。

　スレットインテリジェンスとは、サイバー攻撃に関する各種の情報を収集・蓄積し、それを分析することでセキュリティ対策に生かす取り組みのこと。具体的な脅威としては、トロイの木馬やIP攻撃などがある。これらの脅威をハッカー側の立場に立って分析し、ハッカーおよびサイバー攻撃の手法を特定しようというものだ。

　ただ、その実用化を阻んでいるものとして、専門家の不足や情報取扱経験の不足が指摘されている。また、操作性の難易度が高いこと、自動化が遅れていることも今後の課題となっている。


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