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  ニュース     2020/11/25 19:59

香港:20年成長率は過去最悪マイナス6.1%、施政方針演説で見通し 無料記事

 香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は25日の施政報告(施政方針演説)で、香港の域内総生産(GDP)成長率が2020年にマイナス6.1%になるとの予測を明らかにした。これはアジア金融危機の直撃を受けた1998年のマイナス5.9%を抜き、過去最悪の数字だ。香港経済は社会的混乱、新型コロナウイルス流行、国際政治情勢によって大きなダメージを受けており、雇用市場も大きな圧力に直面していると指摘した。
 陳茂波(ポール・チャン)財政長官は4月の時点で、20年のGDP成長率が「マイナス4〜マイナス7%」になるとの見通しを示していた。2月の次年度(20/21年)予算案演説で発表した予測値(マイナス1.5〜プラス0.5%)から下方修正している。
 香港のGDP成長率は98年に大きく落ち込んだ後、99年以降はプラス成長を維持。重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した03年もプラス3.1%を確保していた。リーマンショック直後の09年はマイナス2.5%だった。


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