ニュース 2020/10/16 19:59
中国:ゲノム編集の博雅が70億円調達、臨床転化目指す
産業・企業
ゲノム編集の博雅輯因(エディジェン)は13日、「シリーズB」投資ラウンドで4億5000万人民元(約70億5000万円)を調達したと発表した。博雅は2015年設立のゲノム編集技術を基盤とするバイオ医薬企業。過去2年に7億人民元を調達済み。今回集めた資金は研究開発(R&D)ラインの臨床転化と人員の拡充に投じる。21世紀経済報道が14日報じた。
博雅は現在、造血幹細胞とT細胞の生殖細胞に対するゲノム編集治療プラットフォーム、RNA単塩基編集技術に基づく体内遺伝子治療プラットフォーム、分子標的薬物で開発したハイスループットゲノム編集フィルタリングプラットフォームなど、複数のR&Dプラットフォームを擁するとされる。先日ノーベル賞受賞の対象となったクリスパー技術や、エディジェン創業物である魏文勝・北京大学教授の実験室が独自開発した単塩基編集技術「LEAPER」も含むという。
造血幹細胞プラットフォームでは、ゲノム編集を通じた造血幹細胞移植、輸血依存性ベータサラセミアの治療で最も進展がみられた。疾病の特性と患者の需要に応じてゲノム編集を応用する。
なお、魏教授はゲノム編集の応用に向けては中国と海外で依然大きな差があると指摘した。過去1年半、米国と欧州連合(EU)では計11例のゲノム編集プロジェクトが臨床試験段階に入った一方、中国では国家薬品監督管理局に新薬申請(IND)が認められて実施に至った臨床試験はまだ1件もないという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
博雅は現在、造血幹細胞とT細胞の生殖細胞に対するゲノム編集治療プラットフォーム、RNA単塩基編集技術に基づく体内遺伝子治療プラットフォーム、分子標的薬物で開発したハイスループットゲノム編集フィルタリングプラットフォームなど、複数のR&Dプラットフォームを擁するとされる。先日ノーベル賞受賞の対象となったクリスパー技術や、エディジェン創業物である魏文勝・北京大学教授の実験室が独自開発した単塩基編集技術「LEAPER」も含むという。
造血幹細胞プラットフォームでは、ゲノム編集を通じた造血幹細胞移植、輸血依存性ベータサラセミアの治療で最も進展がみられた。疾病の特性と患者の需要に応じてゲノム編集を応用する。
なお、魏教授はゲノム編集の応用に向けては中国と海外で依然大きな差があると指摘した。過去1年半、米国と欧州連合(EU)では計11例のゲノム編集プロジェクトが臨床試験段階に入った一方、中国では国家薬品監督管理局に新薬申請(IND)が認められて実施に至った臨床試験はまだ1件もないという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。