ニュース 2022/07/11 18:00
中国:犬猫に噛まれ感染症「パスツレラ症」、広州で女性2人罹患
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】広東省広州市の広州医科大学附属第五医院で最近、女性2人がそれぞれ猫や犬に噛まれ、感染症「パスツレラ症」を発症した。この病気は、犬や猫の呼吸器や消化器官の粘膜に住むパスツレラ菌が引き起こす感染症。動物に噛まれた傷から広がったとみられている。羊城晩報が7日付で伝えた。
6月26日にペットの猫に噛まれた王さんは、簡単に傷口を処理したものの怪我は治らず、腫れや膿が引かなかったために同院を受診した。診察で傷口の一部が腐っていたが、血液や尿検査などでは異常が見つからず、口中の分泌物を分析。パスツレラ症に感染していたことが判明した。
この他、同月29日にも犬に足を噛まれた李さんが同院を受診。王さんと同様の症状が見られ、検査の結果パスツレラ症だと分かった。
診察した医師は、「最近は暑く、動物たちも気が高ぶっている。ずっと大人しかった犬や猫でも、興奮することがあり、そういう時に不用意に触らないほうが良い。また、夏に薄着でいることも噛まれて負傷しやすくなる」などと説明した。特に抵抗力の弱い子供や高齢者は、傷口からの感染で細菌性脳膜炎などの深刻な症状が起きる場合もあると補足している。飼い主に対しては、ペットの衛生環境にも気を付けるよう注意を促した。
6月26日にペットの猫に噛まれた王さんは、簡単に傷口を処理したものの怪我は治らず、腫れや膿が引かなかったために同院を受診した。診察で傷口の一部が腐っていたが、血液や尿検査などでは異常が見つからず、口中の分泌物を分析。パスツレラ症に感染していたことが判明した。
この他、同月29日にも犬に足を噛まれた李さんが同院を受診。王さんと同様の症状が見られ、検査の結果パスツレラ症だと分かった。
診察した医師は、「最近は暑く、動物たちも気が高ぶっている。ずっと大人しかった犬や猫でも、興奮することがあり、そういう時に不用意に触らないほうが良い。また、夏に薄着でいることも噛まれて負傷しやすくなる」などと説明した。特に抵抗力の弱い子供や高齢者は、傷口からの感染で細菌性脳膜炎などの深刻な症状が起きる場合もあると補足している。飼い主に対しては、ペットの衛生環境にも気を付けるよう注意を促した。