【亜州ビジネス編集部】上海市で飲料水（水道水）の水質レベルが向上している。中国の基準を満たすだけでなく、世界先進国レベルに達している状況だ。上海市保健衛生委員会などが主催したイベントで明らかにされた。中国新聞網が26日付で伝えた。

　国家市場監督管理局は今年3月、新たな「家庭用飲料水衛生基準」を発表。従来の2006年版に比べて、水質指標が変更された。中国疾病予防管理センターの専門家は、「地表水と地下水の水質は改善されている。中国の水処理技術は大幅に向上し、工場水に含まれる汚染物質のリスクがコントロールされている」と指摘した。

　中国は1985年から2006年にかけて、水質指標の数を35から106に増加させた。経済、産業、農業が発展する一方で、水質汚染が問題化し、飲料水の安全性が低下したためだ。水質モニタリング技術の進歩により、より多くの汚染物質を確認できるようになったことも、水質の向上に寄与している。


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