中国銀行保険監督管理委員会（銀保監会）北京監督局はこのほど、違法な取り立てを行っていたとして、光大銀行、民生銀行のクレジットカードセンターに業務是正命令と80万人民元（約1600万円）の罰金を言い渡した。債権回収の方法として、暴力的な取り立てを外注先に委託し、脅迫電話や嫌がらせ電話などを行っていたという。外注先の集金係は家を訪問して大きな声を出し、恐喝するなどしていた。中国消費者報が15日付で伝えた。
　銀保監会が今年3月に発表した資料によると、銀行に対する消費者のクレームのうち、クレジットカード業務に関するものが最も多く、全体の49.6％を占めた。
　このほか、光大銀、民生銀の決算報告書によると、消費者クレーム件数は2021年にそれぞれ13万件、10万件。うち光大銀傘下のクレジット会社に対するクレーム件数は1万5000件に達し、業界最多クラスとなっている。


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