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  ニュース     2022/02/24 18:00

2022年の中央1号文件、19年連続で「三農」提起 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国は2022年も農業問題の改善を進める方針だ。国務院は22日、中央政府が策定した当該年の最も重要な政策課題を掲げる文書「中央1号文件」を今年も発表。「三農」(農業、農村、農民)問題を解決すべき最優先課題とする政策を04年以来、19年連続で打ち出した。
 国家的な重要戦略して定義し、生産量をはじめとする農業の安定化を図る。農民の増収、農村も安定も重視する方針だ。一定の播種・作付面積を確保し、食糧年産1兆5000億斤(7億5000万トン)以上を目指す。
 国家統計局によると、21年の食糧生産量は、中国全体で前年比2.0%増の合計1兆3657億斤(6億8285万トン)に達した。うち穀物(コメ、コムギ、トウモロコシ、オオムギ、コウリャン、ソバ、エンバクなど)は2.6%増の6億3276万トンに伸びている。
 食糧の1ヘクタール当たり収量は、1.2%増の5805キログラムに達している。うち穀物は0.3%増の6316キログラムで推移した。全国の播種面積は、0.7%増の17兆6447万ムー(11万7632平方キロメートル)に及ぶ。うち穀物は2.3%増の10万177平方キロメートルに達した。
 全国31業績区画のうち、21年は17エリアが増産を達成している。うち東北三省(遼寧省、吉林省、黒竜江省)と内モンゴル自治区の増産量は合算188億斤に達し、中国全体の増産に70.3%貢献した。新疆ウイグル自治区、安徽省、湖南省、四川省、山東省はそろって10億斤の大台を超えている。半面、河南省は水害で56億斤の減産を余儀なくされた。


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