【亜州ビジネス編集部】台湾・中央通信社によると、中国の華北と東北の広い範囲で大雪が降り、各地の空港や高速道路が相次ぎ臨時閉鎖した。北京当局は、新型コロナウイルス関連の封鎖地域に対し、かき出した雪を運び出さないよう指示した。
　中央気象台は8日、大雪と寒波の警報を発出。天津市の一部と遼寧省瀋陽市では8日、学校を休みとした。積雪による被害も出ており、遼寧省鞍山市千山区では午後6時ごろ、農産品市場の建物が雪の重みで崩落し、多数の車両が被害を受けた。
　香港メディアの東網によると、黒竜江省ハルビン市のハルビン太平国際空港は、滑走路の結氷のため、8日午前9時から12時まで閉鎖された。遼寧省の高速道路は、省都瀋陽と大連間はトラック以外の通行が認められたが、他地区は全料金所が閉鎖された。
　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（RFA）によると、北京の首都、大興の2空港で2日間の約100便が欠航になったほか、遼寧瀋陽の桃仙空港が臨時閉鎖された。また、当局によると、北京、天津、遼寧など9省・直轄市の一般道路184本が閉鎖となった。


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