ニュース 2022/01/13 18:00
BYDがチリでリチウム開発権、生産枠8万トン獲得
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が南米チリで、リチウム開発権を獲得したことが分かった。BYDのチリ現地法人など5社が入札の結果、現地政府から各8万トンの生産枠を取得している。BYDの提示価格は6100万米ドル(約70億円)だった。財聯社など複数メディアが13日伝えた。
リチウム資源量で世界最大のチリは、その開発権の対外開放を進めている。金属リチウム換算で40万トン相当の資源開発権について、国際競争入札を実施した。40万トンの開発権は、各8万トンのプロジェクト5件に分けて入札を実施。これまでの報道によると、落札した企業は7〜9年かけて地質探査などを進め、その後20年間の鉱山運営が認められるという。
米地質研究所によると、チリのリチウム確認埋蔵量は約920万トン。世界のリチウム資源の4割を占める。チリ政府はこれまで、国有企業にのみ開発を認めてきた。
二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に参入。小型ガソリン車のほか、PHV、EVを生産する。2009年5月にVW、10年3月にダイムラーと業務提携。携帯端末事業では、比亜迪電子(285/HK)を傘下に置く。米投資家バフェット氏が長期株主に。08年に同氏の投資会社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
リチウム資源量で世界最大のチリは、その開発権の対外開放を進めている。金属リチウム換算で40万トン相当の資源開発権について、国際競争入札を実施した。40万トンの開発権は、各8万トンのプロジェクト5件に分けて入札を実施。これまでの報道によると、落札した企業は7〜9年かけて地質探査などを進め、その後20年間の鉱山運営が認められるという。
米地質研究所によると、チリのリチウム確認埋蔵量は約920万トン。世界のリチウム資源の4割を占める。チリ政府はこれまで、国有企業にのみ開発を認めてきた。
二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に参入。小型ガソリン車のほか、PHV、EVを生産する。2009年5月にVW、10年3月にダイムラーと業務提携。携帯端末事業では、比亜迪電子(285/HK)を傘下に置く。米投資家バフェット氏が長期株主に。08年に同氏の投資会社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資した。
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