ニュース 2022/06/13 18:00
中国:21年の独禁調査175件、罰金総額4720億円
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国市場監督管理総局はこのほど、2021年版「反独占取り締まり年間報告」を発表した。21年の取り締まり件数は175件に達し、前年比で61.5%増加。罰金総額は235億9200万人民元(約4720億円)に上った。北京青年報が9日付で伝えた。
175件の内訳は、独占協議が11件、市場支配的地位の乱用が11件、経営者の集中が107件、行政権力の乱用による競争の排除・制限が46件だった。取り締まりの主体としては、省政府が関与した案件が2%、市政府が57%、県政府が41%を占めている。
具体的な罰金事例としては、自社通販サイトに出店する企業に対して、競合他社への出店を禁止する「二選一(二者択一)」の強要行為があったとして、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)と美団(メイトゥアン:3690/HK)にそれぞれ182億2800万人民元、34億4200万人民元の罰金が科された。うちアリババに対する罰金額は過去最高となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
175件の内訳は、独占協議が11件、市場支配的地位の乱用が11件、経営者の集中が107件、行政権力の乱用による競争の排除・制限が46件だった。取り締まりの主体としては、省政府が関与した案件が2%、市政府が57%、県政府が41%を占めている。
具体的な罰金事例としては、自社通販サイトに出店する企業に対して、競合他社への出店を禁止する「二選一(二者択一)」の強要行為があったとして、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)と美団(メイトゥアン:3690/HK)にそれぞれ182億2800万人民元、34億4200万人民元の罰金が科された。うちアリババに対する罰金額は過去最高となっている。
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