中国で「懶人消費」（怠け者消費）が若者を中心に拡大している。いわゆる怠け者消費とは、ロボット掃除機や時短調理グッズ、便利な美容・健康グッズ、各種インターネットサービスなどを好んで購入することを指す。北京晩報が27日付で伝えた。中国の電子商取引（EC）最大手、阿里巴巴集団（アリババ・グループ・ホールディング：BABA/NYSE）がこのほど発表した統計によると、同社のネット通販サイト「天猫」で過去3年間に販売したロボット家電3万種超のうち、最も普及率が高かったのはロボット掃除機だった。2位がロボット窓拭き機、3位がロボットマッサージ機となっている。これら「お掃除ロボット」の販売台数は、前年比で倍増しており、購入者の約4割が「90後」と呼ばれる1990年代に生まれた若者層だった。特に上海や北京、重慶、広東省広州、浙江省杭州など大都市に住む若者の購入が目立つ。

　そのほかにも、ネット通販大手の京東商城（JD.com）では昨年、「懶人眼影（怠け者アイシャドー）」と呼ばれる製品が大ヒット。濃淡2色を目元に一度に塗ることができる「ツートンアイシャドー」で、販売量は前年を20倍超上回った。




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