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  ニュース     2023/03/14 14:34

中国:インフルエンザ陽性率4週で60倍、コロナと症状類似 無料記事

 中国疾病予防管理センター(CCDC)はこのほど、1日当たりの検査数に対するインフルエンザ新規陽性者の割合を示す陽性率が今月5日時点で41.6%に達したと報告した。4週間前に比べて60倍に上昇したという。この間の新型コロウイルス陽性率は3.8%だった。中国政府系メディアが伝えた。

 CCDCによると、中国全土のインフルエンザ定点病院で、急患に占めるインフルエンザ患者は昨年9月〜12月上旬の時点で2.7〜3.6%だった。12月には8.5%に上昇したが、その後いったん沈静化。ただ、今年2月5日〜3月5日の28日間で、同比率は0.7%から41.6%へと上昇した。

 2月以降、北京、上海、浙江など各地で児童のインフルエンザ感染急増による休校が相次いでいる。広東省深セン市はインフルエンザのリスク等級を「中」に格上げ。広州市当局は「インフルエンザの多発期に入った」と宣言し、住民に注意を呼びかけている。

 香港メディアの東網によると、市民からは現在流行中のインフルエンザは、新型コロナウイルスの変異株ではないかとの懸念が出ている。しかし、首都医科大学宣武病院・感染病科の田耕・主任医師は「関連症状がある患者の70〜80%はインフルエンザ患者。患者300人のうち、新型コロナウイルス感染者は1〜2人だ」と指摘した。また「A型インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は症状が似ており、治療薬も一致する」と説明した。




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