【亜州ビジネス編集部】中国共産党大会が16日に開幕するのを前に、首都に隣接する河北省の鉄鋼各社が大気質を改善し、青空を確保するため、14〜22日に操業を30〜50％縮小することが分かった。業界関係者によると、操業削減は各社が集まる唐山市のほか、邯鄲市など省内全域が対象。環境保護評価でA類の認定企業は30％、その他は50％の操業縮小が求められる。台湾の中央通信社が伝えた。

　石家荘市の鉄鋼会社の関係者は「16〜22日に焼結工場で減産するほか、保守点検作業を計画している。生産能力は30％縮小する見込み」と述べた。「高炉の操業縮小はしないが、銑鉄の生産は影響を受ける」と説明している。

　鉄鋼業界のほか、運送業界も事業停止の指示を受けたもよう。アナリストの一人は「運送会社も11〜16日に事業を停止するよう通知を受けた。川下領域で在庫が少なくなる。銑鉄の生産量は73万8000トン減る」と語った。


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