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  ニュース     2022/12/14 15:11

冬場のEV航続距離、中国民族系ブランドに優位性 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】電気自動車(EV)の航続距離に関し、冬場の調査結果が報告された。夏場に比べて航続距離は短くなるものの、中国民族系ブランドは優位性を保ったという。自動車情報プラットフォームのトウ(小さいに董)車帝(dongchedi)が12日に報告した。
 気温マイナス15度の環境下で各EV製品(34ブランドの60モデルあまり)の航続距離を計測したところ、カタログ記載値と比べ、実際の航続距離は平均で48.5%(↓51.5%)水準にとどまっている。各車の航続続距離は平均268キロメートル(km)で推移した。2021年の調査結果(46.8%)と比較し、それぞれ1.9ポイント、14%ずつ改善したという。
 カタログ値と比べた実際の航続距離は、中国民族系ブランドが平均49.1%(↓50.9%)、外資合弁ブランドが平均45.8%(↓54.2%)。比亜迪(BYD:1211/HK)の「漢 610km」が60%、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)の「極狐阿爾法S(ARCFOXαS)」が58%、蔚来集団(9866/HK、NIO/NYSE)の「ET7」が55%などと高い水準を達成した。
 実際のEV航続距離では、蔚来の「ET7」100kWh版が375.25km、BYDの「漢 610km」が366.3km、BYDの「海豹 650km」が340.6kmなどが上位となっている。
 急速充電器を使用した場合のフルチャージまでの時間については、中国民族系ブランドが平均107.1分、外資合弁ブランドが平均162.3分。中国民族系ブランドの総体的な優勢が確認されたと指摘した。


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