ニュース 2023/05/17 13:23
東沙群島で米中軍にらみ合い、21年に危険事態=香港紙
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】米軍と中国軍の航空機、艦艇が2021年初め、台湾が統治する南シナ海の東沙群島付近でにらみ合い、非常に危険な事態に陥っていたことを中国軍が明らかにした。香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が15日報じている。
米中軍の遭遇が起きたのは、米国で政権交代が起きる直前の21年1月5日。米軍機3機が中国軍の潜水艦を追ったため、周辺で演習中の中国海軍の艦艇が対抗した。
米軍偵察機は当時、東沙群島付近にソナーを設置する活動を行っていたという。両軍が近距離まで接近したため、米軍は敏感な装備が中国軍の手に渡らないよう、ソナーを自ら破壊した。
米中両国の関係が悪化する中、偶発的な衝突への懸念が高まっている。シンガポールのリー・シェンロン首相は今年4月、国会で答弁した際、誤解や偶発事件をきっかけに米中が衝突するリスクが高まっているとして警戒を呼び掛けた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中軍の遭遇が起きたのは、米国で政権交代が起きる直前の21年1月5日。米軍機3機が中国軍の潜水艦を追ったため、周辺で演習中の中国海軍の艦艇が対抗した。
米軍偵察機は当時、東沙群島付近にソナーを設置する活動を行っていたという。両軍が近距離まで接近したため、米軍は敏感な装備が中国軍の手に渡らないよう、ソナーを自ら破壊した。
米中両国の関係が悪化する中、偶発的な衝突への懸念が高まっている。シンガポールのリー・シェンロン首相は今年4月、国会で答弁した際、誤解や偶発事件をきっかけに米中が衝突するリスクが高まっているとして警戒を呼び掛けた。
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