ニュース 2022/10/13 18:00
中国:大学で3000人がコロナ感染、当局は沈黙=甘粛
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】甘粛省蘭州市の大学「蘭州文理学院」で7〜11日の5日間に、約3000人が新型コロナウイルスに感染している実態が確認された。感染した学生らがインターネット上で支援を求めているが、16日の党大会開幕を前に、甘粛省政府は情報を公開せず、公式メディアも報道していない。台湾の中央通信社が12日伝えた。
同学院では7日に最初の感染者が確認されたが、大学側が隔離などの措置を怠ったという。学生によるネット上の投稿によれば、11日まで学生約1万1000人のうち3000人以上が感染したという。
甘粛省衛生健康委員会の発表によると、蘭州市の新規感染者は7日に14人で、うち13人が同市城関区で確認された。蘭州文理学院がある城関区の雁園街道地区は、感染リスク「高エリア」に指定されている。
党大会を前に、中国の各地方政府は大規模感染を起こさないよう厳命されている。このため、甘粛省当局は蘭州文理学院での感染拡大の情報を隠ぺいしているもようだ。
香港中華文化出版社の編集責任者、張原氏は「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで、「蘭州文理学院で深刻な感染拡大が起きているのは事実なのに関係者は何もせず、情報を隠している」と批判した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同学院では7日に最初の感染者が確認されたが、大学側が隔離などの措置を怠ったという。学生によるネット上の投稿によれば、11日まで学生約1万1000人のうち3000人以上が感染したという。
甘粛省衛生健康委員会の発表によると、蘭州市の新規感染者は7日に14人で、うち13人が同市城関区で確認された。蘭州文理学院がある城関区の雁園街道地区は、感染リスク「高エリア」に指定されている。
党大会を前に、中国の各地方政府は大規模感染を起こさないよう厳命されている。このため、甘粛省当局は蘭州文理学院での感染拡大の情報を隠ぺいしているもようだ。
香港中華文化出版社の編集責任者、張原氏は「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで、「蘭州文理学院で深刻な感染拡大が起きているのは事実なのに関係者は何もせず、情報を隠している」と批判した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。