ニュース 2023/04/14 12:09
中国:アルコール依存治療でチップ移植、国内初の治験スタート
リスク管理・社会
オピオイド(麻薬)受容体拮抗薬のナルトレキソンを用いたアルコール依存症治療の臨床試験が中国で初めて、湖南省脳科病院でスタートした。中国独自の技術によって、2006年から米国でスタートしている治療法を超える有効性の高さが期待されている。中国新聞網が12日付で伝えた。
今回の臨床試験は、外科手術でナルトレキソンをチップとして埋め込む(移植する)というもの。ナルトレキソンにより、アルコール依存症の原因の一つとなる飲酒による「高揚感」を失わせ、断酒を続けさせるという治療法だ。
中国初の治験者となったのは、年齢36歳で、飲酒歴15年のアルコール依存症の劉さん(仮名)。これまで自力ではアルコールを絶つことができず、依存症のほか、胃腸症など24の疾患が指摘されている。
従来のナルトレキソンを服薬する治療法の成果については、「個人差」が大きく、成功率は約40%とされてきた。今回試されるチップ移植法では、ナルトレキソンがすぐに効果を発揮し、有効性が5カ月間続くとされ、海外での月1回の筋肉注射薬よりも優れた効果が期待できるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今回の臨床試験は、外科手術でナルトレキソンをチップとして埋め込む(移植する)というもの。ナルトレキソンにより、アルコール依存症の原因の一つとなる飲酒による「高揚感」を失わせ、断酒を続けさせるという治療法だ。
中国初の治験者となったのは、年齢36歳で、飲酒歴15年のアルコール依存症の劉さん(仮名)。これまで自力ではアルコールを絶つことができず、依存症のほか、胃腸症など24の疾患が指摘されている。
従来のナルトレキソンを服薬する治療法の成果については、「個人差」が大きく、成功率は約40%とされてきた。今回試されるチップ移植法では、ナルトレキソンがすぐに効果を発揮し、有効性が5カ月間続くとされ、海外での月1回の筋肉注射薬よりも優れた効果が期待できるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。