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  ニュース     2020/09/23 18:59

中国:河北省廊坊市、ビッグデータ産業の拠点化推進 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 河北省廊坊市がビッグデータ産業の拠点化を推進している。関連企業39社の2019年売上高は、242億3000万人民元(約3750億円)に達した。市内で稼働中のサーバーラックは6万台以上、サーバー数は80万台以上、さらに10万台以上のラックを設置中で、河北省で首位となっている。経済日報が18日報じた。
 河北省唯一の「ビッグデータ産業戦略性新興産業モデル基地」である廊坊経済技術開発区には、潤沢科技発展有限公司(レンジ・テクノロジー・デベロップメント)によるクラウドデータ産業エリア「潤沢国際信息港」をはじめ、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)の華北拠点、華為技術(ファーウェイ)のクラウドデータセンターなどが集積。2009年に開発が始まった潤沢国際信息港は25年に完成予定で、単独で世界最大規模のデータ産業エリアになると見込む。
 同市はまた、先端ディスプレイ産業でも、京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ:200725/SZ)や維信諾科技(Visionox:002387/SZ)をはじめ関連企業の誘致を進めてきた。廊坊市北東部の固安県には、有機EL(OLED)の川上から川下までの関連企業30社が進出している。一連のサプライチェーンが形成された。 


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