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  ニュース     2021/04/05 19:00

中国:社債デフォルト常態化、1〜3月は66本の総額1.2兆円規模 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の社債市場でデフォルトが頻発するようになった。今年第1四半期のデフォルト案件は、合計29社の66本。金額ベースで721億7300万人民元(約1兆2100億円)に上る。本数と金額がそろって過去最多を記録した。前年同期の46本、580億8200万人民元と比較し、それぞれ43.5%、24.3%ずつ増加している。21世紀経済報道が2日付で伝えた。
 3月29日には、清華紫光集団(Unigroup)の「17紫光03」、成竜建設集団公司の「19成竜01」が債務不履行。それぞれの金額は4400万人民元と1500万人民元となっている。金額はそれほど大きくないものの、半導体分野に巨額投資した紫光集団のデフォルトは今年3月で3回目、年初来で5回目を数えた。
 清華大学傘下の紫光集団は3月25日、デフォルト案件がこれまで累計で総額66億2000万人民元に達したと報告。全額出資の紫光芯盛有限公司が抱える元利金11億米ドル(約1220億円)に関しても、償還に向けた多方面の努力を継続すると発表していた。
 紫光集団に対する出資比率は、清華股フン有限公司が51.0%、北京健坤投資集団が49.0%。清華股フンは清華大学の全額出資で立ち上げられた。
 中国で社債の債務不履行が途切れないなか、募集計画の中止、撤回も相次いでいる。2021年に入り年初来累計で248本が発行計画を取り消し。これらは総額規模で2037億1000万人民元に膨らんだ。
 このほか格付の低下も目立っている。各信用格付会社によって合計488本が下方修正された。前年同期の178本と比較し、格付の引き下げは174.2%も増加している。半面、引き上げは19本のみ。前年同期の60本から68.3%減少した。


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