ニュース 2023/08/09 12:51
中国:23年出生数は700万〜800万人に減少、専門家予測
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】北京大学医学部の喬傑・主任は8日、中国の出生数が2023年に700万〜800万人に減少するとの見通しを示した。これは22年実績(956万人)を16〜27%下回る水準。喬氏によると、中国の出生数は直近5年で約40%減少している。第一財経が8日伝えた。
中国で適齢期女性の出産率が低下している現状について喬氏は、適齢期女性の減少だけでなく、不妊率の上昇、妊娠不良の増加なども要因だと説明。中国では女性や子どもの健康増進、疾病予防に関する研究が十分に行われていないとの見解を示した。また、医療機器や医療用消耗品の価格が高く、同分野の医療費が高いことも背景にあると指摘した。
少子化が進む中国では、22年末の総人口が14億1175万人となり、前年末比で85万人減少。人口減は1961年以来61年ぶりで、78年に改革・開放路線に転換して以降では初めてとなった。出生数は1000万人の大台を割り込み、2年連続で建国以来の最少を記録している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国で適齢期女性の出産率が低下している現状について喬氏は、適齢期女性の減少だけでなく、不妊率の上昇、妊娠不良の増加なども要因だと説明。中国では女性や子どもの健康増進、疾病予防に関する研究が十分に行われていないとの見解を示した。また、医療機器や医療用消耗品の価格が高く、同分野の医療費が高いことも背景にあると指摘した。
少子化が進む中国では、22年末の総人口が14億1175万人となり、前年末比で85万人減少。人口減は1961年以来61年ぶりで、78年に改革・開放路線に転換して以降では初めてとなった。出生数は1000万人の大台を割り込み、2年連続で建国以来の最少を記録している。
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