中国の国家統計局は4月30日、「2023年農民工モニタリング調査報告書」を発表し、国内の農民工総数（出稼ぎ労働者）が2023年に2億9753万人に達し、前年比で0.6％（191万人）増加したと報告した。出稼ぎ労働者の雇用はおおむね安定している。中国政府系メディアが同日付で伝えた。
　出稼ぎ労働者の平均年齢は43.1歳となり、前年（42.3歳）に比べて0.8歳高くなっている。男女比は男性が62.7％、女性が37.3％。女性が占める割合は前年比で0.7ポイント上昇した。配偶者がいる出稼ぎ労働者は81.4％となり、前年比で1.8ポイント上昇。大卒以上の出稼ぎ労働者の割合は15.8％と、前年比で2.1ポイント上向いた。
　収入面では、平均月収が前年比3.6％（165人民元）増の4780人民元(約10万3529円）。エリア別では、東部が5172人民元（前年比3.4％増）、中部が4567人民元（4.1％増）、西部が4376人民元（3.3％増）、東北部が4049人民元（5.2％増）だった。


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