【亜州ビジネス編集部】2024年の「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）開始以来、地域を跨いで移動した人は5日までに、すでに20億人を突破したことが分かった。このうち、5日の旅客輸送数（推定値）は延べ1億9600万人余り。うち道路が1億8000万人、鉄道が1240万人、水路が62万人、航空が218万人と予想される。なお、低温や雨、雪の影響を受けて、高速鉄道の供電用架線網が凍結。各地で列車の遅れや運休が発生している。24年総合運輸春運工作専班のデータを基に、中国政府系メディアが5日付で報じた。
　中国では1月26日から24年の「春運」がスタートした。期間は3月5日まで。交通運輸部の予測によれば、同期間中に地域を跨いで移動する人は延べ90億人に達し、過去最多となる見通しだ。
　このうち、鉄道、高速道路、水路、民間航空の営業旅客輸送量は全面的に回復し、延べ18億人を超過する見通し。自家用車による移動は延べ72億人に上ると予測している。


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