【亜州ビジネス編集部】上海市浦東新区の老港エコ環境保護基地でこのほど、アブの仲間、アメリカミズアブの幼虫を使った大規模な生ごみ処理場が稼働した。下処理をした生ごみを幼虫に食べさせて減量し、育った幼虫は飼料として、またふんや生ごみの残りかすは有機肥料として活用する。中国新聞網が26日付で伝えた。
　この処理場は上海市のバイオエネルギー再利用センターの一部。ここで飼育されているアメリカミズアブの幼虫5億匹が1日に食べる生ごみの量は50トンになるという。
　上海市はこの処理場を含むバイオエネルギー再利用センターの建設を3期に分けて進めている。これまでに第1期と2期が稼働し、生ごみの処理能力は1日当たり2500トンとなった。3期も稼働すれば処理能力は4500トンに増大。生ごみの処理・資源化利用施設として世界最大規模になるという。


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