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  ニュース     2024/06/11 12:31

中国:溶連菌感染症の流行期入り、当局は早期治療呼びかけ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国は溶連菌感染症の流行期に入ったとして、中国疾病予防管理センター(CCDC)が注意を呼びかけている。溶連菌感染症は有効な予防接種がなく、子どもに症状が出た場合、早期に治療を受けることが重要だという。環球網など複数メディアが伝えた。
 国家疾病予防管理局のまとめによると、溶連菌感染症の患者は3月の3610人から4月には6125人に急増している。ただ、両月ともに死者は確認されていない。
 溶連菌感染症は、猩紅熱(しょうこうねつ)とも呼ばれる急性呼吸器感染症の一種。感染すると、扁桃腺やのどなど上部呼吸器の炎症が起きる。初期はのどの痛みから始まり、発熱を伴う場合がある。
 溶連菌感染症は年間を通じて感染拡大が起きるが、春と冬が特に多い。2~10歳の子どもが最も感染しやすく、一度感染すると強い免疫を得られる。
 中国では各種の急性呼吸器感染症が流行中で、今年は溶連菌感染症のほか、4月に入り百日ぜきの患者が急増。百日ぜきの患者数は4月に前年同月比84倍の9万人余りに上った。


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