ニュース 2023/12/25 14:55
中国法学界「良心」江平氏が死去、葬儀に元首相ら
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】法治の重要性を訴え続け「中国法学界の良心」と呼ばれた著名法学者で元中国政法大学学長の江平氏(92)が19日死去した。23日午前、北京市の八宝山公墓で葬儀が行われ、教え子ら1500~3000人が参列した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが報じた。
葬儀には元首相の朱鎔基、温家宝の両氏、全国人民代表大会の元委員長(議長)の張徳江と栗戦書の両氏らが出席した。
江平氏は1930年12月、遼寧省大連市生まれ。1951年に旧ソ連に留学。1988年に中国政法大学の学長に就任した。1989年の天安門事件で学生に同情的で、90年に学長を解任されたものの、2001年に同大から「終身教授」の称号が与えられ、「永遠の学長」と呼ばれた。
江平氏は、中国の民法、商法の基礎を築いた1人。民法総則の制定に参加したほか、信託法、契約法の制定グループで責任者を務めた。
天安門事件時、学生運動のリーダーだった王丹氏によれば、江平氏は、中国の法制度の建設と法治の必要性を訴え続けた。王氏は「当局から非常に不満を持たれているのを、江氏はよく分かっていた。しかし、自身の理想を捨てなかった」と述べた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
葬儀には元首相の朱鎔基、温家宝の両氏、全国人民代表大会の元委員長(議長)の張徳江と栗戦書の両氏らが出席した。
江平氏は1930年12月、遼寧省大連市生まれ。1951年に旧ソ連に留学。1988年に中国政法大学の学長に就任した。1989年の天安門事件で学生に同情的で、90年に学長を解任されたものの、2001年に同大から「終身教授」の称号が与えられ、「永遠の学長」と呼ばれた。
江平氏は、中国の民法、商法の基礎を築いた1人。民法総則の制定に参加したほか、信託法、契約法の制定グループで責任者を務めた。
天安門事件時、学生運動のリーダーだった王丹氏によれば、江平氏は、中国の法制度の建設と法治の必要性を訴え続けた。王氏は「当局から非常に不満を持たれているのを、江氏はよく分かっていた。しかし、自身の理想を捨てなかった」と述べた。
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