ニュース 2023/08/10 10:10
中国の7月宅配取扱数、5カ月連続で100億件超え
経済・統計
中国の宅配事業が安定的に拡大している。国家郵政局が発表した7月の業界動向によれば、同月の全国宅配発展指数は352.3となり、前年同期比で27.9ポイント上昇した。うち同発展規模指数は388.2と前年同期を8.8ポイント上回っている。サブ指標では、7月の業界は良好な傾向を維持。業務量は前年同月比で約8%、業務輸入は約6%ずつ増加した。全国宅配取扱件数は過去5カ月連続で100億件を超過している。中国政府系メディアが9日付で報じた。
国家郵政局発展研究センター戦略規画研究部の劉江・主任は「7月は宅配業界の閑散期に当たるものの、業界は回復基調を維持している」と述べた。さらに通年ベースでは「景気回復に伴い、宅配事業の成長を後押しする有利な材料が増え、合理的な業務運営が可能となる」と指摘。また宅配業界による「進村進廠出海」プロジェクトの実施が加速するとともに、下半期の宅配規模は再び過去最高を更新すると予測した。
進村進廠出海のうち「進村」は宅配サービスの小都市・農村進出を推進し、郵便、宅配便、電子商取引(Eコマース)、倉庫などの機能を一体化した村級総合サービスステーションを建設することを指す。「進廠」は宅配プラットフォームを構築し、宅配業が製造業の生産プロセスと深く融合することを意味する。「出海」は宅配物流企業と先進製造企業が連携して海外進出することを奨励。制御可能かつ安全で信頼性の高い国際宅配物流サプライチェーンを構築し、宅配企業が海外業務を積極的に発展させることをサポートするものだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
国家郵政局発展研究センター戦略規画研究部の劉江・主任は「7月は宅配業界の閑散期に当たるものの、業界は回復基調を維持している」と述べた。さらに通年ベースでは「景気回復に伴い、宅配事業の成長を後押しする有利な材料が増え、合理的な業務運営が可能となる」と指摘。また宅配業界による「進村進廠出海」プロジェクトの実施が加速するとともに、下半期の宅配規模は再び過去最高を更新すると予測した。
進村進廠出海のうち「進村」は宅配サービスの小都市・農村進出を推進し、郵便、宅配便、電子商取引(Eコマース)、倉庫などの機能を一体化した村級総合サービスステーションを建設することを指す。「進廠」は宅配プラットフォームを構築し、宅配業が製造業の生産プロセスと深く融合することを意味する。「出海」は宅配物流企業と先進製造企業が連携して海外進出することを奨励。制御可能かつ安全で信頼性の高い国際宅配物流サプライチェーンを構築し、宅配企業が海外業務を積極的に発展させることをサポートするものだ。
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