【亜州ビジネス編集部】欧州連合（EU）で2023年に販売された純電気自動車（BEV）製品のうち、中国製は約29万台（19.5％）に上った。これら中国製BEV販売台数のうち欧米系ブランドは過半を占めている。そのなかでテスラ車の比率は28％に達した。ブリュッセルに本拠を構える環境団体「欧州運輸・環境連盟（T&E）」が27日に報告した内容として、毎日経済新聞が伝えた。

　中国民族系ブランドBEVのEU販売シェアは、急ピッチに拡大している。中国ブランドBEVの現地販売シェアは、19年の0.4％から23年の7.9％に上昇した。今後に関しては、24年の11％、27年の20％にまで高まるとの見方を示している。

　世界の自動車マーケットで中国勢が台頭し始めた。ブランドの認知度も高まっているという。中国の自動車製造業が技術、品質、市場競争力の各面で著しい向上を遂げた実態が映された。


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