ニュース 2024/07/30 12:44
中国ブランドBEV、6月欧州登録2.3万台で過去最多
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】研究機関のデータフォース(Dataforce)によると、欧州の中国ブランド純電気自動車(BEV)登録台数は、今年6月に前月比72%増の2万3000台超に達した。月次過去最多を記録している。欧州EV市場の中国ブランドシェアは同月に11%となった。
ブルームバーグ通信が30日付で報じたもの。中国ブランドBEV登録台数の増加率は、欧州全体の伸びの2倍に達したという。データフォースのアナリストによると、上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が中国ブランドの増加をけん引した格好。6月に登録された同集団の「MG4」のうち、約40%はディーラーによって登録されたものだった。7月5日以前に登録された車両は、輸入EVに対する追加関税の対象外となる。
欧州連合(EU)の欧州委員会は7月5日から中国製EVに対し、暫定的に追加関税を課している。現行10%の税率に上乗せされる暫定関税は、比亜迪(BYD:1211/HK)で17.4%、吉利汽車(175/HK)で19.9%、上海汽車集団で37.6%など。暫定的な追加関税は最大4カ月実施され、欧州委が調査を継続した上で最終決定する。
これまでの報道によると、追加関税の是非を巡っては、EU内で意見が対立している状況。先ごろ行われた投票で12カ国が賛成する一方、4カ国が反対、11カ国が棄権したという。賛成した国はフランス、イタリア、スペインなどで、棄権した国にはドイツ、フィンランド、スウェーデンなどが含まれる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ブルームバーグ通信が30日付で報じたもの。中国ブランドBEV登録台数の増加率は、欧州全体の伸びの2倍に達したという。データフォースのアナリストによると、上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が中国ブランドの増加をけん引した格好。6月に登録された同集団の「MG4」のうち、約40%はディーラーによって登録されたものだった。7月5日以前に登録された車両は、輸入EVに対する追加関税の対象外となる。
欧州連合(EU)の欧州委員会は7月5日から中国製EVに対し、暫定的に追加関税を課している。現行10%の税率に上乗せされる暫定関税は、比亜迪(BYD:1211/HK)で17.4%、吉利汽車(175/HK)で19.9%、上海汽車集団で37.6%など。暫定的な追加関税は最大4カ月実施され、欧州委が調査を継続した上で最終決定する。
これまでの報道によると、追加関税の是非を巡っては、EU内で意見が対立している状況。先ごろ行われた投票で12カ国が賛成する一方、4カ国が反対、11カ国が棄権したという。賛成した国はフランス、イタリア、スペインなどで、棄権した国にはドイツ、フィンランド、スウェーデンなどが含まれる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。