寧夏回族自治区がコンピューター演算能力指数で、中国国内のトップ10に入った。2024年に寧夏で完工または着工したデータセンターは27カ所に上り、9万6200ユニットのサーバーラックが設置されている。この結果、同年末の演算能力は3万1000ペタフロップス（PFLOPS：FP16ベース）に達した。中国新聞網が8日付で伝えた。

　コンピューター演算能力は工業時代の電力に相当する基幹生産力とされている。中国の国家レベルプロジェクト「東数西算」（東部地域のデジタルデータを西部地域で演算処理する）がスタートしたのは2022年2月のこと。寧夏は大規模データセンター建設に適した地域として、全国唯一の「全国演算処理ネットワーク」および「新型インターネット交換センター」の拠点として選定された。

　これ以降、寧夏は演算処理産業チェーンやクラウドコンピューティング産業チェーンなどを構築し、これら産業の高品質な発展を推進してきた。今後は27年までに、サーバーラック80万ユニット、演算能力80万PFLOPSを達成するとの目標掲げている。


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