国際長距離鉄道「中老鉄路（中国ラオス鉄道）」のラオス区間で8日の旅客数が延べ1万5248人に達し、再び単日の過去最多を更新した。中国政府系メディアが10日付で報じた。

　ラオスでは10月以来、一年で最も涼しい季節に入り、観光シーズンを迎えている。こうした中、11月15日～12月8日にかけて、中国ラオス鉄道のラオス区間では旅客数が急増。1日当たりの平均旅客数が過去最多を記録するのは、同期間中に5回目となる。

　同区間を運営する老中鉄路有限公司は、列車運行図の動的調整や旅客列車の増便、団体チケット予約サービスの提供、インターネット・モバイルAPP発券システム「LCR Ticket APP」の最適化、多通貨電子決済の導入、駅と列車の管理サービスの強化などの対策を講じ、ピーク時の乗客の円滑な移動を確保している。

　中国ラオス鉄道は「一帯一路」の高品質な建設に向けた画期的なプロジェクト。2021年12月3日の全線開通から今年で3周年を迎えた。全長1000キロメートル（km）を超える同鉄道は、中国の雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ。中国区間は全長508kmで、ほぼ雲南省内が占める。旅客輸送では復興号、瀾滄号が安全、エコ、便利、快適な運行で、都市間の移動時間と距離を短縮し、沿線住民の利便性を高めた。


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