【亜州ビジネス編集部】中国で2日、2025年「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）の前半が終了し、折り返しに入った。1月14日の開始から同日までに、地域を跨いで移動した人は延べ48億人（推定値）に達している。25年総合運輸春運工作専班の情報として、中国政府系メディアが2日付で報じた。

　このうち鉄道では、春節を故郷や旅行先で過ごした人たちのUターンがピークを迎えている。2日の鉄道旅客数は1450万人（推定値）となり、前日比で120万人増加した。広州、上海、北京などの主要駅では、夜間に到着する鉄道旅客の増加に伴い、乗換ニーズに対応。公共交通機関や地下鉄部門に1時間ごとの乗客数のデータを提供し、正確に接続ニーズを満たすよう取り組んでいる。

　中国では25年「春運」が1月14日からスタートした。期間は2月22日まで。交通運輸部の予測によれば、期間中に地域を跨いで移動する人は延べ90億人に達し、過去最多を更新する見通しだ。前年同期比で7％増加すると予測している。


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