ニュース 2025/03/19 16:30
中国:スマートロボ関連企業数、24年末で45万社超え 
経済・統計 産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国で近年、人工知能(AI)を活用して高度な動きを可能にした「スマートロボット」産業が急速に成長している。2024年末に国内のスマートロボット関連企業数は45万社を超えた。企業の資本金総額は6兆4400億人民元(約133兆2800億円)にまで急拡大し、20年比で3倍超に膨らんでいる。経済日報が17日付で伝えた。
スマートロボット産業の成長を国家戦略として位置づけ、中国はここ数年、技術開発や国内各地で産業振興に取り組んでいる。ただ現状では、技術力でスイスABBなどのグローバル大手には追いついていない状況だ。重要部品についても輸入が4割超を占め、国産化率は低水準にとどまっている。高品質で低価格の国産部品は供給が少ないだけに、人型ロボットの単価は数十万人民元と高止まりが続く。産業用ロボット全般では多数の民族メーカーがローエンド市場で過当競争を展開する様子も見られた。
24年の産業用ロボット販売台数は、中国全体で前年比2.83%増にとどまり、平均の利益率は8.5%に低下した。一部のメーカーは技術開発に積極的でなく、売上高に占める研究開発費の割合が5%に満たないなどの課題も顕在化している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
スマートロボット産業の成長を国家戦略として位置づけ、中国はここ数年、技術開発や国内各地で産業振興に取り組んでいる。ただ現状では、技術力でスイスABBなどのグローバル大手には追いついていない状況だ。重要部品についても輸入が4割超を占め、国産化率は低水準にとどまっている。高品質で低価格の国産部品は供給が少ないだけに、人型ロボットの単価は数十万人民元と高止まりが続く。産業用ロボット全般では多数の民族メーカーがローエンド市場で過当競争を展開する様子も見られた。
24年の産業用ロボット販売台数は、中国全体で前年比2.83%増にとどまり、平均の利益率は8.5%に低下した。一部のメーカーは技術開発に積極的でなく、売上高に占める研究開発費の割合が5%に満たないなどの課題も顕在化している。
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