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  ニュース     2025/02/27 13:49

携帯用ディスプレー、中国企業の25年シェア7割超へ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】台湾の市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は26日、2025年の携帯電話用ディスプレー世界出荷量が前年比11.4%増の21億5700万枚に達し、中国メーカーのシェアが70%を上回るとの予測を発表した。24年は69.8%で70%をわずかに下回っている。

 世界首位の京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ:200725/SZ)は、24年の6億1300万枚から6億3000万枚に2.7%拡大する。一方、2位サムスンディスプレイ(SDC)は3億7800万枚から3億6500万枚に3.5%減少する。

 3位の恵科股フン有限公司(HKC)は0.7%増の2億3000万枚。4位TCL華星光電技術有限公司(CSOT)は小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)との提携関係によって83.2%増の2億1500万枚に拡大する。5位の天馬微電子(ティエンマ・マイクロエレクトロニクス:000050/SZ)はAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレー需要の拡大で10%増の1億5800万枚に達するとの予測だ。

 25年もAMOLEDの強い需要が継続する見通し。一方、中低価格機種向けの多結晶低温ポリシリコン液晶パネル(LTPS-LCD)の需要は減退している。同技術を主力とするサプライヤーは課題に直面する見込みだ。


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