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  ニュース     2025/03/25 13:25

中国:国産AI半導体でコスト2割減、アントのLLM訓練 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】大規模言語モデル(LLM)のトレーニング技術の開発に中国製AI半導体を導入し、金融サービス企業のマ蟻集団(アント・グループ、マはむしへんに馬)がコストを20%削減した。24日付芯智訊がブルームバーグの報道として伝えた。

 関係者によると、アントは混合エキスパート(MoE)型の機械学習にアリババと華為技術有限公司(ファーウェイ)を含む中国企業が設計したAI半導体を採用。エヌビディア(NVDA/NASDAQ)の「H800」に匹敵するトレーニング結果が得られたという。アントはAI開発に依然エヌビディア製品を使用しているが、既に主軸をAMD(AMD/NASDAQ)や国産の製品に切り替えた。このことは、中国企業が最先端のエヌビディア製品の代わりに国産品の採用を探っていることを示している。

 阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)傘下のアントは今月、自社LLMが一部のテストにおいてメタ(META/NASDAQ)を上回ったとする研究リポートを発表した。同社のAIプラットフォームは今後、中国AIの発展に新たな一歩を後押しする可能性がある。


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