【亜州ビジネス編集部】インターネット企業の株式時価総額世界トップ30社のうち中国企業は9社を占めている。今年第2四半期末の時点では、中国のインターネット上場企業時価総額が合計9兆9500億人民元（約203兆5000億円）に達した。前四半期比で5.9％増加している。工業情報化部の直属機関、中国信息通信研究院が22日に発表した「2024年第2四半期中国インターネット上場企業の運営状況」で報告された。

　中国のインターネット中国企業の時価総額ランキングトップ9社は、騰訊（8月23日時価総額3兆5300億香港ドル、約65兆8000億円）、ビン多多、阿里巴巴、美団、網易、京東、携程集団、百度、快手の順。世界トップ30には入らなかったものの、騰訊音楽は中国10位だ。これら10社の時価総額は、中国インターネット上場企業全体の79.5％を占めている。

　世界の上場インターネット企業トップ30は、第2四半期末の時価総額が合計8兆4000億米ドル（約1222兆円）に拡大した。うち米国企業は18社で時価総額が7兆1600億米ドルに膨らんでいる。韓国、ブラジル、シンガポールは1社ずつトップ30にランクインした。

　中国のインターネット企業は、人工知能（AI）など先端技術の導入と応用を強化し、主要事業を着実に伸ばしている。イノベーション事業や海外事業も加速した。

　中国のインターネット上場企業売上高は、今年第1四半期に前年同期比11.0％増の1兆1770億人民元に拡大している。伸びは前年同期比で2.1ポイント上昇した。売上高の多い事業分野は、上から電子商取引、ソーシャルメディア/オンラインコミュニティ、ゲームの順という。


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