ニュース 2025/04/18 16:38
中国:マレーシア地場スコープ、製造部門を中国立訊に売却 
産業・企業 ASEAN
マレーシア複合企業の地場スコープ・インダストリーズは15日、製造子会社のスコープ・マニュファクチャラーズ(SMSB)を電子機器受託製造サービス(EMS)中国最大手の立訊精密工業(ラックスシェア:002475/SZ)のシンガポール法人に売却すると発表した。売却額は9670万リンギ(約31億円)。赤字からの脱却を目的としたもので、売却資金で再編を図る。
SMSBの全株式を売却することで、ラックスシェア・プレシジョン(シンガポール)と契約を交わした。スコープはこれまでSMSBを通じて電子・電気部品を製造してきたが、近年は競争激化やコスト上昇を背景に業績が悪化し、過去3年半はグループ全体が赤字となっていた。売却益は約2420万リンギで、財務状況やキャッシュフローの改善が見込まれる。
9月までに売却手続きを終える予定で、製造事業からは撤退する。売却後は農園事業と貿易事業の2事業に集中する方針。ラックスシェアとの新たな事業機会も模索する。
現地報道によると、スコープは2025年6月期第2四半期(24年10~12月)決算で、製造部門の販売減や貿易事業の収益欠如を背景に27万1000リンギの純損失を計上(前年同期は8万7000リンギの黒字)。売上高は前年の4140万リンギから976万リンギへと76%減少していた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
SMSBの全株式を売却することで、ラックスシェア・プレシジョン(シンガポール)と契約を交わした。スコープはこれまでSMSBを通じて電子・電気部品を製造してきたが、近年は競争激化やコスト上昇を背景に業績が悪化し、過去3年半はグループ全体が赤字となっていた。売却益は約2420万リンギで、財務状況やキャッシュフローの改善が見込まれる。
9月までに売却手続きを終える予定で、製造事業からは撤退する。売却後は農園事業と貿易事業の2事業に集中する方針。ラックスシェアとの新たな事業機会も模索する。
現地報道によると、スコープは2025年6月期第2四半期(24年10~12月)決算で、製造部門の販売減や貿易事業の収益欠如を背景に27万1000リンギの純損失を計上(前年同期は8万7000リンギの黒字)。売上高は前年の4140万リンギから976万リンギへと76%減少していた。
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