中国でここ数年、生活関連サービスの利用に伴う個人情報の流出が問題化している。安徽省では先ごろ、車両の駐車データを違法に売買したとして、犯罪グループの構成員32人の身柄が拘束された。グループは駐車場のスマートシステム利用時に位置情報を窃取したり、車両にGPS発信器を取り付けるなどしていたという。中国政府系メディアが23日付で報じた。

　このグループが違法に取得した位置情報は50万件を超えている。このほか、サービスプラットフォームを介した航空券の予約や飲食店でのスマートフォンを使う注文、病院の検査結果の利用などでも、個人情報が漏洩する危険性が高いとされる。


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