ニュース 2025/04/25 13:23 NEW!!
中国:「ハネカクシ」皮膚炎患者が急増、気温上昇で活動期 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】中国湖北省武漢市などで、気温の上昇とともに甲虫の一種、ハネカクシが活動期に入った。武漢市第三病院によると、年初から今月20日までに、ハネカクシが出す酸性の毒素を原因とする皮膚炎の患者200人以上を診察。今月11日には20人の患者が訪れており、患者数は前年の同時期と比べて35%増加している。中国政府系メディアが伝えた。
同病院の皮膚科副主任によると、ハネカクシによる皮膚炎は例年6月ごろから発生し始め、8~9月が発症のピークとなる。武漢市では最近の気温上昇により、今年はハネカクシの活動開始が早まっている。
ハネカクシは体長1センチ未満の甲虫で、羽のないアリに似ている。体の各部位に強い酸性の毒素が含まれており、夜間に室内へ飛び込んで人体の表面に落ちると毒液を分泌する。虫が潰されるとさらに毒液が放出され、2~4時間以内に皮膚炎を引き起こすことがある。目に入ると結膜や角膜が損傷し、失明の危険もあるという。
ハネカクシが体に乗った場合は、手で叩かずに紙で軽く払うか吹き飛ばすのが適切。潰れてしまった場合は、粘着テープで残留物を取り除き、水で15分間洗い流すなどの処置が必要になる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同病院の皮膚科副主任によると、ハネカクシによる皮膚炎は例年6月ごろから発生し始め、8~9月が発症のピークとなる。武漢市では最近の気温上昇により、今年はハネカクシの活動開始が早まっている。
ハネカクシは体長1センチ未満の甲虫で、羽のないアリに似ている。体の各部位に強い酸性の毒素が含まれており、夜間に室内へ飛び込んで人体の表面に落ちると毒液を分泌する。虫が潰されるとさらに毒液が放出され、2~4時間以内に皮膚炎を引き起こすことがある。目に入ると結膜や角膜が損傷し、失明の危険もあるという。
ハネカクシが体に乗った場合は、手で叩かずに紙で軽く払うか吹き飛ばすのが適切。潰れてしまった場合は、粘着テープで残留物を取り除き、水で15分間洗い流すなどの処置が必要になる。
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