ニュース 2025/08/28 14:34 NEW!!
中国:連日大雨の北京で水害恐れ、5.8万人が避難 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】北京市は26日午後4時(現地時間)、大雨では4段階で上から2番目の「オレンジ警報」を発令し、市全域で2級の水害対策を始動した。門頭溝、房山、昌平、懐柔、延慶の5区は1級に引き上げられ、この対応は27日も継続された。当局によると、26日夜までに約5万8000人が避難。渓谷352カ所や観光地165カ所、民宿4682カ所、工事現場3259カ所が閉鎖・停止され、約20万人が現場で防災作業に当たった。北京日報など複数の中国メディアが伝えた。
25日夜から28日にかけ、北京市では房山区新村で累計112ミリ、大興区では1時間に38.5ミリの降雨を観測。市西部・北部の山間部は大雨となり、道路冠水や土砂災害の危険が高まっている。
北京市の累計降水量は1月以降744.2ミリに達し、平年比で68.7%増加している。6月以降も平年を大幅に上回り、都市機能への負荷が強まっている状況だ。
北京市は7月にも連日の大雨に見舞われ、密雲区では老人ホームが水没。入所者31人が死亡した。北京市全体では44人死亡、9人が行方不明となっている。
このほか、河北省承徳市では洪水で在来鉄道が被災し、路盤崩壊や通信断裂が発生した。国有鉄道会社の中国鉄路北京局は仮設道路を整備し、47カ所を修復。現在も橋梁の復旧工事が続いている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
25日夜から28日にかけ、北京市では房山区新村で累計112ミリ、大興区では1時間に38.5ミリの降雨を観測。市西部・北部の山間部は大雨となり、道路冠水や土砂災害の危険が高まっている。
北京市の累計降水量は1月以降744.2ミリに達し、平年比で68.7%増加している。6月以降も平年を大幅に上回り、都市機能への負荷が強まっている状況だ。
北京市は7月にも連日の大雨に見舞われ、密雲区では老人ホームが水没。入所者31人が死亡した。北京市全体では44人死亡、9人が行方不明となっている。
このほか、河北省承徳市では洪水で在来鉄道が被災し、路盤崩壊や通信断裂が発生した。国有鉄道会社の中国鉄路北京局は仮設道路を整備し、47カ所を修復。現在も橋梁の復旧工事が続いている。
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