ニュース 2025/11/25 14:59 NEW!!
中国:AI顔交換アプリで著作権侵害、動画無断使用で運営側敗訴 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】江蘇省の南京江北新区法院(裁判所)はこのほど、人工知能(AI)を使った「顔交換アプリ」を巡り、写真家がアプリ運営者を著作権侵害で提訴した裁判で、制作者の主張を認める判決を言い渡した。今回の裁判は、AI関連の典型的な事例として、2025年度の注目事案に選出されている。揚子晩報が20日付で伝えた。
被告はAIを使った顔交換アプリを運営。有名人の動画をテンプレートとして公開しており、ユーザーはこれを使って動画の「顔を交換」できるというものだ。
漢服モデル・写真家の宋さんはある日、自身が制作し、SNSに投稿した動画が問題のアプリに無許可で使用されているのを発見。宋さんは無断で自身のオリジナル作品を使用し、利益を得たとしてアプリ運営者を提訴した。
裁判所は、問題の動画は宋さんの個性を体現しており、一定の独創性を有すると判断。著作権法で保護の対象となる「視聴覚作品」に該当すると判断した。被告は原告の著作権を侵害し、さらにアプリ利用者がアップロードする動画についても必要な著作権審査義務を尽くしていなかったとして、原告の経済的損失3000人民元(約6万6000円)を賠償するよう判決を言い渡した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
被告はAIを使った顔交換アプリを運営。有名人の動画をテンプレートとして公開しており、ユーザーはこれを使って動画の「顔を交換」できるというものだ。
漢服モデル・写真家の宋さんはある日、自身が制作し、SNSに投稿した動画が問題のアプリに無許可で使用されているのを発見。宋さんは無断で自身のオリジナル作品を使用し、利益を得たとしてアプリ運営者を提訴した。
裁判所は、問題の動画は宋さんの個性を体現しており、一定の独創性を有すると判断。著作権法で保護の対象となる「視聴覚作品」に該当すると判断した。被告は原告の著作権を侵害し、さらにアプリ利用者がアップロードする動画についても必要な著作権審査義務を尽くしていなかったとして、原告の経済的損失3000人民元(約6万6000円)を賠償するよう判決を言い渡した。
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